当院消化器内科では肝機能障害や消化管疾患を中心として、様々な検診的上部・下部内視鏡（通称：胃カメラや大腸カメラ）のみならず専門的な血液・画像検査、並びに内視鏡を用いた最新の検査・治療を日々施行しております。最先端技術として、NBI拡大内視鏡検査を導入しています。特殊な波長の光を使用し、電子技術を用いて何十倍にも拡大する事で、通常内視鏡では確認できなかった粘膜の色調変化（早期の癌化変化）や消化管粘膜に発生した腫瘍内部の微細な毛細血管の確認や微細構造を観察できるようになり、従来の内視鏡より詳細な精度で早期癌の発見が可能になりかつ、早期発見した早期癌の中で適応のある癌に対しては、ESD（内視鏡的粘膜切開剥離術）といった最新技術を用いて、外科的手術によらない内視鏡を用いた癌切除術も積極的に施行しています。また、緊急性を有する急性胆嚢炎、総胆管結石、化膿性胆管炎、消化管出血等に治してERCP（内視鏡的逆行性胆管・膵管造影）や、外科治療を必要としない場合は内視鏡的総胆管結石除去術、並びに内視鏡的胆管ドレナージ術や内視鏡的消化管出血止血術等を積極的に施行しています。